異文化間ソーシャルワーク : 多文化共生社会をめざす新しい社会福祉実践
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異文化間ソーシャルワーク : 多文化共生社会をめざす新しい社会福祉実践
川島書店, 2003.3
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イブンカカン ソーシャル ワーク : タブンカ キョウセイ シャカイ オ メザス アタラシイ シャカイ フクシ ジッセン
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参考文献: 各章末
Description and Table of Contents
Description
従来、日本の社会福祉は、日本人に向けての制度・政策の枠組みの中で、日本人を援助の対象とすることが一般的であった。しかし、日本に滞在する外国人が増加し、「多文化共生社会」という言葉も定着しつつある現在、ソーシャルワークのクライエントは日本人だけではないことを認識し、制度・政策においてもソーシャルワーカーの直接的な援助においても、多文化の視点を持つことが必要になってきている。このような状況の中で、異なる文化的背景を持つクライエントに対する援助の枠組みが開発され、発展していくことが求められている。本書は、この枠組みを「異文化間ソーシャルワーク」と定義し、その理論と実践について、日本の現状と先行例と考えられる米国・カナダの現状を踏まえて、論じている。滞日外国人の生活問題という日本のソーシャルワーク分野に新しく浮上した課題を明らかにし、具体的な支援方法を示し、今後のあるべき方策について提起を試みる。
Table of Contents
- 第1章 異文化間ソーシャルワークの必要性(異文化間ソーシャルワークとは;異文化間ソーシャルワークと日本)
- 第2章 日本の中の異文化の人びと(滞日外国人の実態;国際結婚と国際離婚 ほか)
- 第3章 米国・カナダにおける異文化間ソーシャルワーク(多文化共生社会における実践のあり方;米国・ハワイ州における実践 ほか)
- 第4章 日本の異文化間ソーシャルワーク実践と必要とされる援助技術(異文化間ソーシャルワーク実践の取り組み;異文化のクライエントに対する援助技術—事例をとおして ほか)
- 第5章 異文化間ソーシャルワークと調査(フィリピン、ラテンアメリカ、コリアン女性への質的調査—滞日外国人女性を支援するソーシャルサービスの必要性;日本人と結婚したフィリピン人女性への質的調査—滞日外国人の地域社会への抱合をめざして ほか)
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