日本の童貞
著者
書誌事項
日本の童貞
(文春新書, 316)
文藝春秋, 2003.5
- タイトル別名
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日本の童貞
- タイトル読み
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ニッポン ノ ドウテイ
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注記
童貞の言説史年表: p262-263
参考文献: p264-269
内容説明・目次
内容説明
女性からは「オタクっぽい」「不潔」と蔑まれ、医学者からは「包茎だから」「パーソナリティが未発達」と病人扱い。初体験を済ませたら一刻も早く忘れ去りたい、そして未経験なら隠していたい—だが、そんな「童貞」も一九二〇年代にはカッコいいと思われていた。戦前から戦後にかけての童貞にまつわるイメージの変遷のなかに、恋愛とセックスが強固に結びつき、男が女によって値踏みされるようになった日本社会の、性観念の変化を読みとる。
目次
- 第1章 「新妻にささげる贈り物」としての童貞—一九二〇年代の学生たち
- 第2章 童貞のススメ—男の性の問題化と医療化
- 第3章 貞操の男女平等の暗面—「花柳病男子拒婚同盟」への反応
- 第4章 女の童貞、男の童貞—「童貞」という言葉の変遷
- 第5章 「恥ずかしいもの」としての童貞—戦後の雑誌言説
- 第6章 シロウト童貞というカテゴリー—「恋愛の自由市場」の一側面
- 第7章 「やらはた」の誕生—童貞喪失年齢の規範化
- 第8章 マザコン・包茎・インポ—童貞の病理化
- 第9章 「童貞は見てわかる」—童貞の可視化
- 第10章 童貞の復権?
「BOOKデータベース」 より