経済の文明史
著者
書誌事項
経済の文明史
(ちくま学芸文庫, [ホ-9-1])
筑摩書房, 2003.6
- タイトル読み
-
ケイザイ ノ ブンメイシ
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注記
その他の訳者: 木畑洋一, 長尾史郎, 吉沢英成
1975年に日本経済新聞社より刊行
内容説明・目次
内容説明
労働、土地、貨幣がすべて市場メカニズムの中に組み込まれて、いわば社会の実体が市場の諸法則に従属させられるにいたった“市場経済”社会は、人類史上きわめて特殊な制度的所産である—ポランニーは古代社会・非市場社会を、現在の市場経済と社会を映す鏡にして、経済人類学に大転換をもたらした。「経済が社会に埋め込まれている」非市場社会の考察を通じて彼が見出した、市場経済社会の特殊性と病理とは。20世紀中盤、高度資本主義社会の入り口において、鬼才が発した現代社会への警告であり、壮大なスケールで展開する経済人類学の古典的名著。
目次
- 第1部 市場社会とは何か(自己調整的市場と擬制商品—労働、土地、貨幣;時代遅れの市場志向;貨幣使用の意味論)
- 第2部 現代社会の病理(世界経済恐慌のメカニズム;機能的社会理論と社会主義の計算問題;ファシズムの本質)
- 第3部 非市場社会をふりかえる(ハムラビ時代の非市場交易;アリストテレスによる経済の発見;西アフリカの奴隷貿易における取り合わせと「貿易オンス」;制度化された過程としての経済)
「BOOKデータベース」 より