福沢諭吉と丸山眞男 : 「丸山諭吉」神話を解体する

書誌事項

福沢諭吉と丸山眞男 : 「丸山諭吉」神話を解体する

安川寿之輔著

高文研, 2003.7

タイトル別名

福沢諭吉と丸山真男 : 「丸山諭吉」神話を解体する

タイトル読み

フクザワ ユキチ ト マルヤマ マサオ : マルヤマ ユキチ シンワ オ カイタイ スル

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内容説明・目次

内容説明

「典型的な市民的自由主義」の思想家・福沢諭吉像は、丸山真男により造型され、確立した。だがそれは、福沢の著作の恣意的な取捨選択と勝手な読み込みによる虚像だった。『全集』に基づく諭吉の実像を明らかにするとともに、虚偽の「丸山諭吉」像を打ち砕く衝撃の本。

目次

  • 1 福沢諭吉の「大日本帝国憲法」=「教育勅語」体制評価—丸山真男の無視した福沢の重要論説(“『文明論之概略』=福沢の原理論”の破綻を示すもの—「日本国会縁起」「国会の前途」;「大日本帝国憲法」=「教育勅語」の賛美と積極的肯定)
  • 2 「大日本帝国憲法」=「教育勅語」体制受容への福沢の思想的道のり(福沢の忠孝思想—儒教主義「反対論」の中身;初期啓蒙期自体の福沢の限界と変容の兆し ほか)
  • 3 初期啓蒙期・福沢の思想の見直し—「天は人の上に人を造らず…と云へり」再考(思想史研究の方法—丸山真男の場合;「天は…と云へり。」問題 ほか)
  • 4 福沢諭吉をどう評価するか—近代日本最大の保守主義者の素顔と思想(素顔の福沢諭吉;思想家・福沢諭吉は転向したのか ほか)

「BOOKデータベース」 より

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