死者の救済史 : 供養と憑依の宗教学

書誌事項

死者の救済史 : 供養と憑依の宗教学

池上良正著

(角川選書, 354)

角川書店, 2003.7

タイトル読み

シシャ ノ キュウサイシ : クヨウ ト ヒョウイ ノ シュウキョウガク

内容説明・目次

内容説明

死者の想いをどのように受けとめ、どう対処していくかという問題は、我々にとって切実な課題である。死者となった祖先は生者を見守っていると考える一方で、怨念や羨望に苦しむ死者は、生者に不幸をもたらすとも考えられてきた。死者が安らかな存在に昇華すれば、死者と生者は共に救われる。民衆宗教史の大きなテーマに対して、日本仏教の土着化に新たな視点を提示、日本人の宗教観を明らかにする。

目次

  • 第1章 苦しむ死者と日本の民衆宗教
  • 第2章 仏教説話集に見る死者の救済
  • 第3章 供養システムの深化と定着
  • 第4章 比較死者供養論にむけて
  • 第5章 憑依再考
  • 第6章 仏僧と憑依
  • 第7章 憑依から供養へ

「BOOKデータベース」 より

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