書誌事項

西側による国家テロ

アレクサンダー・ジョージ編 ; 古川久雄, 大木昌訳

勉誠出版, 2003.8

タイトル別名

Western state terrorism

タイトル読み

ニシガワ ニヨル コッカ テロ

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内容説明・目次

内容説明

本書は、第二次大戦終了時から1991年までの、いわゆる冷戦期に、西側諸国、とくにアメリカ(一部にイギリスを含む)が実行した国家ぐるみのテロについて書かれた八本の論文をまとめたものである。そして、ここに示された論考は、冷戦期だけでなく現在のアメリカの対外戦略を理解する上で非常に重要な事実と視点を含んでいる。全体をとおして重要な問題を三点だけ挙げる。第一に本書は、西側とくにアメリカによる国家テロという切り口から冷戦期を分析した貴重な近・現代政治史の研究書である。第二に、アメリカで国家テロを生み出し、それを支えた社会文化的背景を分析している。第三に、つくられた「テロ」概念の仮面を普通の判断に立って剥いでいる。

目次

  • 1章 序
  • 2章 国家テロ—イメージと実体
  • 3章 テロ問題—そのイデオロギー化と産業化
  • 4章 テロ学批判
  • 5章 米国対外政策のテロリスト的基盤
  • 6章 アメリカの戦略構想と対ゲリラ戦国家テロ
  • 7章 封じ込め政策とその失敗—英国と北アイルランド紛争
  • 8章 インドネシア—大量殺戮と独裁主義的権力の確立
  • 9章 レーガン・ドクトリンと南部アフリカの「不安定化」

「BOOKデータベース」 より

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