ツァイス企業家精神
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ツァイス企業家精神
九州大学出版会, 2003.9
第2版
- タイトル読み
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ツァイス キギョウカ セイシン
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注記
ツァイス150年史年表: p[405]-420
参考文献: p[421]-427
内容説明・目次
内容説明
今日、企業はいかなる経営哲学をもてば生き残り、成長を続けることができるか。現在では、企業の経営は知識創造のプロセスであるという見解が注目されている。企業の競争は知識創造の競争でもあるから、企業には時代の移り変わりに応じた変化も必要である。しかし、その一方で変わらざるもの、つまり企業がもつ使命を認識し、企業の価値観として、あるいは組織文化として育んでいくことが重要である。経営哲学ないしは経営理念は企業経営活動の原点である。企業という生物が生きているかぎり、その判断や行動の基準となるものである。それだけに、この理念が人間や社会や環境に貢献していくという志の高いものであることが、企業が生存し、成長を続ける究極的な秘訣であるように思われる。本書では、これらの問題を考察する手がかりを、幾多の人々の英知と努力が積み重ねられてきた企業経営の歴史に求め、その事例としてメイド・イン・ジャーマニーの代表的な光学企業のカール・ツァイス社の経営史を取り上げている。
目次
- ツァイス経営精神の源流
- ツァイス経営精神の醸成
- ツァイス経営精神の刻印
- ツァイス社の企業福祉政策
- ツァイス社の社会的経営政策
- 人間性尊重の経営思想
- アッベの経営思想
- アッベの社会貢献思想
- アッベの研究開発活動
- 第2次大戦直後のツァイス社
- 東西ドイツ通貨統合時のツァイス社
- 旧東ドイツ国営企業の民営化
- 東西ツァイス社の合併
- ツァイスレンズの研究開発と販路開拓
- ツァイス経営精神の継承
「BOOKデータベース」 より