承認をめぐる闘争 : 社会的コンフリクトの道徳的文法
著者
書誌事項
承認をめぐる闘争 : 社会的コンフリクトの道徳的文法
(叢書・ウニベルシタス, 770)
法政大学出版局, 2003.9
- タイトル別名
-
Kampf um Anerkennung : zur moralischen Grammatik sozialer Konflikte
- タイトル読み
-
ショウニン オ メグル トウソウ : シャカイテキ コンフリクト ノ ドウトクテキ ブンポウ
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注記
原著(c1992)の翻訳
参考文献: 巻末p5-13
主な邦訳文献: 巻末p14-16
内容説明・目次
内容説明
愛、法(権利)、尊重という三つの承認形式にもとづく初期ヘーゲルの思考モデル「承認をめぐる闘争」の論理を援用して、ハーバマスのコミュニケーション論をまさに批判的に展開させて行く新たな“批判理論”の地平をめざす。フランクフルト学派第三世代を代表するホネットの問題提起の書。
目次
- 第1部 歴史的な想起—ヘーゲルの本来の理念(自己保存をめぐる闘争—近代の社会哲学の基礎づけ;犯罪と人倫—ヘーゲルの間主観性論の新たなアプローチ;承認をめぐる闘争—ヘーゲルのイェーナ実在哲学の社会理論)
- 第2部 体系の現在化—社会的承認関係の構造(承認と社会化—ミードによるヘーゲルの理念の自然主義的な転換;間主観的な承認のモデル—愛、法、連帯;人格の同一性と尊重の欠如—暴力的抑圧、権利の剥奪、尊厳の剥奪)
- 第3部 社会哲学的な展望—道徳と社会的発展(社会哲学的な伝統の軌跡—マルクス、ソレル、サルトル;尊重の欠如と抵抗—社会的コンフリクトの道徳的論理;人格的統合の間主観的条件—人倫の形式的構想)
「BOOKデータベース」 より