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翻訳仏文法

鷲見洋一著

(ちくま学芸文庫, [ス-8-1]-[ス-8-2])

筑摩書房, 2003

Other Title

Comment traduire le texte français?

Title Transcription

ホンヤク フツブンポウ

Note

その他のタイトルはブック・ジャケットによる

バベルプレス (上 1985年刊、下 1987年刊) を一部改定したもの

引用文献: 上, p16-23

引用文献: 下, p15-25

Description and Table of Contents
Volume

上 ISBN 9784480087911

Description

翻訳とは、原文の深層に横たわるメッセージを探り当て、それに翻訳語の形を与えて原文の「姿」を再構成することである—では、多義的で抽象性が高く、文語と口語の差が著しいフランス語を、的確な日本語に翻訳し原文の「姿」を再現するコツは何か。どんなポイントを押さえ、どういう方法を駆使すればいいのか。文法項目ごとに豊富な訳例を掲げ、解釈の基本から日本語の表現方法まで多彩な技術を伝授する、実践的翻訳術。上巻はフランス語の特性、訳しにくい名詞、品詞を変えて訳す(形容詞)、そのまま訳と加減訳(副詞)、翻訳と人称分裂、「説明」の時制・「語り」の時制(動詞)など26章。

Table of Contents

  • 仏語翻訳という文化
  • フランス語の特性
  • 名詞(訳しにくい名詞;何故これほどまでに名詞か;抽象名詞をめぐって)
  • 形容詞(訳語と語順;品詞を変えて訳す;省略・短縮と用法転換)
  • 副詞(そのまま訳と加減訳;抱きあわせ訳・述語訳・転換訳)
  • 限定詞(冠詞;指示形容詞;所有形容詞)
  • 人称—翻訳と人称分裂
  • 代名詞(人称代名詞;指示代名詞、および不定代名詞on;関係代名詞)
  • 動詞(抽象動詞を訳す;「説明」の時制(現在形;未来形と複合過去形);「語り」の時制(単純過去形と大過去形;半過去形);アスペクト;分詞(現在分詞;過去分詞))
Volume

下 ISBN 9784480087928

Description

翻訳とは、原文の深層に横たわるメッセージを探り当て、それに翻訳語の形を与えて原文の「姿」を再構成することである—では、多義的で抽象性が高く、文語と口語の差が著しいフランス語を、的確な日本語に翻訳し原文の「姿」を再現するコツは何か。どんなポイントを押さえ、どういう方法を駆使すればいいのか。翻訳作業の現場に即したテーマごとに豊富な訳例を掲げ、解釈の基本から日本語の表現方法まで多彩な技術を伝授する、実践的翻訳術。下巻では「視点移入」をキーワードに、大胆な発想の転換によって言葉の違いの深遠に翻訳という橋を架ける技、「こなれた訳」を超える極意を披露する。

Table of Contents

  • 仮定法—直訳文型を忘れよう
  • 比較—情報量を減らす
  • 否定(否定を肯定で訳す;sansおよび二重否定)
  • 感覚表現(仏訳に学ぶ;感覚視点ということ)
  • 感情表現—疑問文と感嘆文
  • 視点—カメラ・アングルの魔術
  • 話法(解きほぐし再考;間接話法;自由間接話法)
  • 文の位相(児童文学と広告文;時事文その他)
  • 長文を訳す(長いものには巻かれろ;順行訳その他)
  • 同格構文—並んでいる言葉〔ほか〕

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