生命はどのようにして死を獲得したか : 老化と加齢のサイエンス
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書誌事項
生命はどのようにして死を獲得したか : 老化と加齢のサイエンス
共立出版, 2003.10
- タイトル別名
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A means to an end : the biological basis of aging and death
- タイトル読み
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セイメイ ワ ドノヨウニ シテ シ オ カクトク シタカ : ロウカ ト カレイ ノ サイエンス
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注記
参考文献: p327-334
内容説明・目次
内容説明
本書は、老化が個々の細胞レベルで始まり、それらの細胞が複製し、生物全体の老化と密接な関係をもつ過程を、わかりやすく説明している。加齢の起源と進化、がんやアルツハイマー病との類似点、加齢の症状に良く似た早老症などの遺伝病の研究によって得られた最新の知識についても、簡潔、明快な解説で専門家以外の読者にも理解しやすい。また、カロリー摂取量の制限(いわゆるダイエット)と寿命の延長との関係や、果物や野菜の中にある酸化防止剤の働きについても語る。その上、老化に焦点を当てた遺伝子治療やクローニングの実験についての話題も織り込まれている。さらに高齢化により生じる介護費用の上昇ならびにその対処法にまで話は進む。これ1冊で、生化学、免疫学はもちろん、分子遺伝学や腫瘍生化学、年金経済学にいたるまで、広範な知識を得ることができる。
目次
- 第1章 加齢と老化と寿命
- 第2章 細胞老化と死の本質
- 第3章 老化と死の進化
- 第4章 胚、線虫そして本当に年を取った人たちについて—老化と寿命の発生遺伝学
- 第5章 加齢のプロセスによく似ているヒトの遺伝病
- 第6章 老化にむかう細胞周期
- 第7章 複製不死化—がんと加齢
- 第8章 カロリー制限と最大寿命
- 第9章 ひと呼吸するたびごとに—酸化ストレスと細胞老化
- 第10章 脳の加齢
- 第11章 条件付き利点
「BOOKデータベース」 より