カオス力学系入門
著者
書誌事項
カオス力学系入門
共立出版, 2003.11
新訂版 / 國府寛司 [ほか] 新訂版訳
- タイトル別名
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An introduction to chaotic dynamical systems
- タイトル読み
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カオス リキガクケイ ニュウモン
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注記
原書名: An introduction to chaotic dynamical systems 原書第2版の翻訳
その他の新訂版訳者: 石井豊, 新居俊作, 木坂正史
参考書: 各章末
内容説明・目次
内容説明
本書はまず何よりも数学の教科書である。全体を通じて離散力学系理論の数学的見地を強調するもので、この理論の多くのいろいろな応用に重きをおくものではない。本書は比較的初学者のレベルから始め、最後まで物理学科や工学部の典型的な数学の課程以上のものはあまり要求しないように進んでいく。本書の3/4の部分は、基礎的な微積分と線型代数の素養だけしかもっていない学生にも理解できる。もちろん、専門的数学の良き素養は全体を通じて役立つ。第2版では、軌道図についての新しい題材とマンデルブロー(Mandelbrot)集合についての新しい節を加えた。その他で第1版からの主な変更は、分岐理論の基礎とシャルコフスキーの定理の取扱いについての修正だけである。新訂版においては、以前の版や原著にあった少なからぬ証明の不備や間違いも気がついた限りにおいて修正した。また索引を大幅に充実させ、英語表記や数学記号を新たに加えるなどして、読者のさらなる学習の便宜を図った。
目次
- 第1章 1次元力学系(力学系の例;微積分学からの準備;初等的定義 ほか)
- 第2章 高次元力学系(準備;線型写像の力学系:2次元および3次元;馬蹄形写像 ほか)
- 第3章 複素力学系(複素解析からの準備;2次写像再論;正規族と除外点 ほか)
「BOOKデータベース」 より