江戸・東京の被差別部落の歴史 : 弾左衛門と被差別民衆

書誌事項

江戸・東京の被差別部落の歴史 : 弾左衛門と被差別民衆

浦本誉至史著

明石書店, 2003.11

タイトル別名

江戸東京の被差別部落の歴史

タイトル読み

エド トウキョウ ノ ヒサベツ ブラク ノ レキシ : ダンザエモン ト ヒサベツ ミンシュウ

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注記

『解放新聞東京版』 の連載を再構成したもの

内容説明・目次

内容説明

江戸時代の被差別民というと、どんなイメージをお持ちだろうか。「厳しく差別され、人のいやがるような仕事を押し付けられていた」、あるいは「社会外の存在として、一般の農民や町人たちから排除されていた」といったものだろうか、それとも「芸能や皮革の製造など、中世以来の技能を継承した職能集団」だろうか。また同時代、関東・江戸の被差別民の社会には弾左衛門という支配者がいたのだが、この制度についてはどうだろう。ちなみに少し前までは「被差別民の専制的支配者」とか、「幕府の下で農民や町人管理の一翼を担った。幕府はこのことを通じて民衆間の分断を図った」といった説明が有力だった。しかし本当にそういった説明で、弾左衛門制度のすべてが言い表せるのだろうか。本書が見ていくのは、まさにこうした疑問渦巻く近世都市江戸の被差別民社会である。

目次

  • 第1章 弾左衛門のはじまり
  • 第2章 弾左衛門体制の確立にむけて
  • 第3章 被差別民の町、浅草新町
  • 第4章 江戸の非人たち
  • 第5章 大道芸を生業とした乞胸と願人
  • 第6章 弾左衛門体制—支配と自治の体制
  • 第7章 自主的解放を求めて

「BOOKデータベース」 より

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