室町王権と絵画 : 初期土佐派研究
著者
書誌事項
室町王権と絵画 : 初期土佐派研究
京都大学学術出版会, 2004.2
- タイトル別名
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Power and painting in Muromachi Japan : a study of the early Tosa school
- タイトル読み
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ムロマチ オウケン ト カイガ : ショキ トサハ ケンキュウ
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注記
博士 (美術) 学位論文「初期土佐派を中心とする南北朝・室町前期やまと絵の研究」 (東京藝術大学大学院美術研究科, 2000.3) に基づくもの
欧文タイトルは標題紙裏による
室町時代土佐派年表: p457-464
初出一覧: p465-466
内容説明・目次
内容説明
平安京以来の公家政権の中心地・京都。ここに初めて出現した武家政権・室町幕府がその支配を確立するため必要としたのは武力や経済力だけではなかった。公家文化を積極的に吸収、あるいは侵食することで、新たな権力を荘厳する必要があったのである。緻密な作品研究から、「やまと絵」を巡る文化の覇権争いの様相を鮮やかに浮き上がらせ、政治史としての美術史を本格的に切り拓く。
目次
- やまと絵の千年、土佐派の五百年
- 当麻寺奥院所蔵「十界図屏風」
- 第1部 初期室町幕府と土佐派の成立(室町殿絵巻コレクションの形成;藤原行光と土佐派の成立)
- 第2部 室町幕府全盛期における土佐派の展開(清凉寺本「融通念仏縁起絵巻」と足利義満七回忌追善;六角寂済と足利義満—六角絵所の成立と展開;土佐行広と土佐派の展開 ほか)
- 第3部 応仁・文明の乱前後における土佐派と狩野派成立(足利義政室町殿の舞絵制作と土佐広周・土佐光信;禅林寺本「融通念仏縁起絵巻」と足利義政;応仁・文明の乱後の文物復興と土佐派・狩野派 ほか)
- 初期土佐派の百五十年
「BOOKデータベース」 より