太宰治と外国文学 : 翻案小説の「原典」へのアプローチ

書誌事項

太宰治と外国文学 : 翻案小説の「原典」へのアプローチ

九頭見和夫著

(和泉選書, 143)

和泉書院, 2004.3

タイトル別名

Dazai Osamu und die Fremde Literatur

太宰治と外国文学 : 翻案小説の原典へのアプローチ

タイトル読み

ダザイ オサム ト ガイコク ブンガク : ホンアン ショウセツ ノ ゲンテン エノ アプローチ

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内容説明・目次

内容説明

翻案小説の名手・太宰治。その魅力は尽きることなく根を張りめぐらせて時代を超えていく—。太宰の作品を地下深く掘り下げていくと、したたかで豊かな地下茎に出遭う。日本の古典や海外の名作がそれだ。本書は知られざる「太宰と外国文学」を切り口に、作品の生成に秘められた世界を開示・検証し、研究成果としては初めての一書として世に問うものである。

目次

  • 太宰治のシラー受容—「走れメロス」の素材について
  • 太宰治とシラー—太宰の作品におけるシラーの影響について
  • 太宰治とオイレンベルク—「女の決闘」の背景
  • 「女の決闘」論—太宰の外国文学受容の視点から
  • 太宰治とクライスト
  • 「乞食学生」と外国文学
  • 太宰治のカフカ受容—「花火」を中心として
  • 「人魚の海」の比較文学的考察
  • 『お伽草紙』と異郷淹留説話—「浦島さん」成立の背景について
  • 『お伽草紙』とグリム童話
  • 変身と再生—「魚服記」試論
  • 太宰治と「お化け」のホフマン—太宰のドイツ文学受容について
  • 飛鳥定城と太宰治—作家「太宰治」誕生の頃

「BOOKデータベース」 より

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