グロテスクの系譜
著者
書誌事項
グロテスクの系譜
(ちくま学芸文庫, [シ16-2])
筑摩書房, 2004.4
- タイトル別名
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La grottesque
- タイトル読み
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グロテスク ノ ケイフ
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注記
「グロテスクの系譜」(原著(パリ: ル・プロムナール書店, 1988)の全訳. 文彩社,1990年刊)に「現代美術における遊びと聖なるもの」(『クリティック』誌所収の論文, 1955年刊)と「仮面、仮面行列、装飾用の怪人面」(ギメ美術館『仮面』展のカタログ所収の論文, 1959年刊)の翻訳を加えたもの
参考文献: p168-172
シリーズ番号はブックジャケットによる
収録内容
- グロテスクの系譜
- 仮面、仮面行列、装飾用の怪人面
- 現代美術における遊びと聖なるもの
内容説明・目次
内容説明
“グロテスクなもの”は、ルネサンス美術が「純粋で清澄なる古代」を復興する陰で産み落とされた。滑稽図やアラベスク模様など空間を装飾する絵画では、「現実的空間の否定」と「雑種(ハイブリッド)な生き物の増殖」が中心原理となり、遠近法と物語(イストリア)で構築された世界秩序からの解放が可能となる。「疎外された奇形児」か「豊穣な民衆世界」かという両極からしか批評されてこなかった、この怪物的で遊戯的なものの系譜を、美術史の碩学が的確精緻に解剖する。収録図版多数。本邦初訳となる関係二論文を収録。
目次
- 1 グロテスクの系譜(「名づけえざる装飾」に関するエセー;「放縦で滑稽な絵画」;怪物たちと「滑稽図ドロルリィー」;夢か怪物か?;笑いのデーモン;アラベスクへの経路;他のさまざまな道)
- 2 仮面、仮面行列、装飾用の怪人面
- 3 現代美術における遊びと聖なるもの
「BOOKデータベース」 より