鬼・雷神・陰陽師 : 古典芸能でよみとく闇の世界

書誌事項

鬼・雷神・陰陽師 : 古典芸能でよみとく闇の世界

福井栄一著

(PHP新書, 297)

PHP研究所, 2004.4

タイトル読み

オニ ライジン オンミョウジ : コテン ゲイノウ デ ヨミトク ヤミ ノ セカイ

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内容説明・目次

内容説明

古来、日本人は鬼や怨霊といった「もののけ」の存在を信じ、語り継いできた。本書は、それらをモチーフとする能や歌舞伎などの舞台を通して、日本人の心の深層に広がる闇の世界をよみとく。陰陽道を駆使して平安京の悪霊に立ち向かった安倍晴明。雷神として恐れられつつも、信仰の対象となった菅原道真。酒呑童子などの鬼退治で名を馳せた渡辺綱。人間社会と闇の世界との境界にいた彼らはどのように演じられ、観客を魅了するのか。芸能文化を探究する気鋭の語り部が、跳梁跋扈する「もののけ」の世界に誘う。

目次

  • 緒帖 闇はいざなう
  • 第1帖 陰陽師安倍晴明、平安京の闇に君臨す(日本の歴史・文化は陰陽道に満ちている;陰陽道の総帥は賀茂家から安倍家へ;語り継がれる晴明伝説;芸能にみる安倍晴明)
  • 第2帖 史上最強の御霊菅原道真、内裏を襲撃す(神童、長じても凡人とならず;都を去る道真;御霊から神へ;芸能にみる菅原道真)
  • 第3帖 悪鬼バスター渡辺綱、奮闘す(主君・源頼光をめぐって;土蜘蛛登場;酒呑童子退治;頼光四天王;茨木童子という宿敵;芸能にみる渡辺綱)
  • 終帖 それでものこる闇

「BOOKデータベース」 より

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