書誌事項

法の他者

仲正昌樹編 ; 関良徳 [ほか著]

(叢書アレテイア, 3)

御茶の水書房, 2004.5

タイトル読み

ホウ ノ タシャ

大学図書館所蔵 件 / 107

注記

編者あとがき: 仲正昌樹

収録内容

  • 法に取り憑く「他者」 / 仲正昌樹著
  • 正義と権力 : 反転可能性をめぐって / 関良徳著
  • 「魂」の系譜学 : 『監獄の誕生』と「隷属化」の権力 / 慎改康之著
  • 他者指向的自由主義と「社交」 / 菅富美枝著
  • リバタリアニズムと同性婚に向けての試論 : 私事化の戦略 / 橋本祐子著
  • 多元的社会の実現のために : レオ・シュトラウスの政治哲学 / 堅田研一著
  • 差異の時代における普遍性 / 澤里岳史著
  • 差延のポリティクス : 「<友愛=信>のポリティクス」論のための準備ノート / 藤本一勇著
  • ルイ・アルチュセールの政治思想におけるマキャヴェリの契機 / 大中一彌著
  • 拒絶と権利 : アルジェリア戦争期におけるモーリス・ブランショの抵抗をめぐって / 西山雄二著
  • 人権主義のポリティクス / ポール・ギルロイ著 ; 仲正昌樹訳

内容説明・目次

内容説明

近代市民社会は、合理的な「規範」に従おうとしない「他者たち」を「法」によって封じ込め、彼らから明確に区別される正常な者を、理性の「主体」として定義し、育成してきた。しかし現代社会においては、プライベートな領域における「自己」決定/想像の問題を中心に、普遍的な法規範による「正常化」の戦略が破綻を来たし、“普通ではない”欲求を持つ「法の他者」たちが表層に浮上しつつある。普遍化可能性を前提しにくい愛、性、感情、エスニシティといった問題圏における新たな交渉のためのルールをどう構想するのか、狭義の「法哲学」の枠を超え、領域横断的に考察する。

目次

  • 第1章 法に取り憑く「他者」
  • 第2章 正義と権力—反転可能性をめぐって
  • 第3章 「魂」の系譜学—『監獄の誕生』と「隷属化」の権力
  • 第4章 他者指向的自由主義と「社交」
  • 第5章 リバタリアニズムと同性婚に向けての試論—私事化の戦略
  • 第6章 多元的社会の実現のために—レオ・シュトラウスの政治哲学
  • 第7章 差異の時代における普遍性
  • 第8章 差延のポリティクス—「“友愛=信”のポリティクス」論のための準備ノート
  • 第9章 ルイ・アルチュセールの政治思想におけるマキァヴェリの契機
  • 第10章 拒絶と権利—アルジェリア戦争期におけるモーリス・ブランショの抵抗をめぐって
  • 第11章 人種主義のポリティクス

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA67271096
  • ISBN
    • 4275003276
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vi, 307p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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