TUPが伝えるイラク戦争の「真実」と「非戦」
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書誌事項
TUPが伝えるイラク戦争の「真実」と「非戦」
(An anthology for posterity, . 世界は変えられる||セカイ ワ カエラレル ; [1])
七つ森書館, 2004.5
- タイトル別名
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Peace is possible : voice of second superpower
TUPが伝えるイラク戦争の真実と非戦
- タイトル読み
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TUP ガ ツタエル イラク センソウ ノ シンジツ ト ヒセン
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注記
TUP(Translators United for Peace = 平和をめざす翻訳者たち)
内容説明・目次
内容説明
二〇〇三年三月、国連安全保障理事会の最終承認を得ないまま、米英主導のイラク攻撃がはじまろうとしていました。国連中心を唱えていたはずの日本政府も、国際紛争の平和的解決を誓った憲法はもちろん、第一条に武力行使の抑制と国連重視を明記した日米安保条約さえ踏み越えて、開戦支持の構えです。にもかかわらず日本のマスコミ報道は、9・11事件の余波でブッシュ政権に逆らえない米国大手メディアの受け売りが多く、事態を深く幅広い視野から見つめるための充分な材料を提供できているとは思えませんでした。日本と日本人が二一世紀をより良く生きていくには、亀裂の片側の偏った情報に頼るだけでは危なすぎる—そんな危機感から、インターネットで呼びかけ合った一〇人足らずの有志が、TUP(Translators United for Peace=平和をめざす翻訳者たち)を発足させました。国内外に散らばる初対面(Eメール上)のメンバーが、まず作業用と配信用のメーリングリストを開設し、これはと思う海外記事や論考を翻訳して、「TUP速報」という形で無料配信を開始。それから一年あまり、手探りで三〇〇本以上の速報を送り出し、巨大なネット空間の一画に、ささやかながら信頼される独立メディアの足がかりをつくることができました。本書は、その中から評価の高かった内容を厳選して、インターネットを使わない人たちにも読んでいただけるよう編んだアンソロジーです。
目次
- 第1章 イラク戦争(戦前(平和のモカシン—イロコイ女性長老のアピール(カンティネタ・ホーン);世代を超えて続く、イラクの劣化ウラン被害(ダグ・ロッキー) ほか);戦中(ある父親の死(スヘア・ミケル);イラク人戦没者の扱いにアメリカの不名誉を見る(ジャック・マイルス) ほか);戦後(ベテランCIA高官が暴く大量破壊兵器疑惑の真相—9・11からイラク侵攻までレイ・マクガバン・インタビュー(ウィリアム・B.ピット);路上にて—元通訳マジン・ジャマー、無名の男の死を語る(デイヴィッド・ヒルファイカー) ほか))
- 第2章 アメリカという問題(父と子のQ&A—アメリカの外交政策とイラク侵略をめぐって(アナーチー・バンカー);マイアミ市街戦のタンク・ガール—米州自由貿易園マイアミ会合レポート「未来の断片」(レベッカ・ソルニット) ほか)
- 第3章 過去と未来に視野を広げて(満州とイラクの関係—歴史に見る占領—日本の傀儡・満州国(ジョン・W.ダワー);もう一つの9・11事件—悲劇の教訓(アリエル・ドルフマン) ほか)
- 第4章 希望の種(クリスマス休戦—『塹壕のクリスマス』(デイヴィッド・G.ストラットマン);塹壕のクリスマス(ジョン・マカッチョン) ほか)
「BOOKデータベース」 より