民衆宗教と国家神道
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民衆宗教と国家神道
(日本史リブレット, 61)
山川出版社, 2004.6
- タイトル読み
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ミンシュウ シュウキョウ ト コッカ シントウ
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
日本の近代は、その初めに「生き神」と「現人神」という二つの神観念を創出した。「生き神」は、幕末から明治にかけて登場してくる民衆宗教の民衆解放思想を支える根本原理となり、「現人神」は、近代天皇制国家のイデオロギー的な支柱である国家神道の事実上の絶対神として、国民の精神的自由を抑圧する源泉となった。両者の相克の歴史を、「人を神にまつる」という伝統的な思惟の様式につなげてみるとき、近代日本の精神史は、あらたな相貌をあらわし、あらたな課題を私たちに投げかけてくれるに違いない。
目次
- 生き神か現人神か
- 1 生き神教祖の誕生—民衆宗教の成立
- 2 現人神の浮上—国家神道の形成
- 3 教派神道への階梯—別派独立の意味
- 4 不服従の遺産
「BOOKデータベース」 より