「作者」をめぐる冒険 : テクスト論を超えて

書誌事項

「作者」をめぐる冒険 : テクスト論を超えて

柴田勝二著

新曜社, 2004.7

タイトル別名

作者をめぐる冒険 : テクスト論を超えて

タイトル読み

サクシャ オ メグル ボウケン : テクストロン オ コエテ

大学図書館所蔵 件 / 117

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

「作者は死んだ」とするテクスト論的な読みを超えて、「機能としての作者」という視点から、リクール、ラカンなどを援用しつつ、日本文学に意想外の読みの地平を拓く。

目次

  • 序 語り直す機構—「機能としての作者」と『舞姫』
  • 1 視角としての「現在」—谷崎潤一郎(遡行する身体—『痴人の愛』の文化批判;「物語り」えない語り手—『卍』と大阪言葉;表象としての「現在」—『細雪』の寓意)
  • 2 「現在」への希求—大江健三郎(「戦い」の在り処—『芽むしり仔撃ち』の「戦争」;「鏡」のなかの世界—『個人的な体験』のイメージ構築;希求される秩序—『万延元年のフットボール』の想像界と象徴界)
  • 3 重層する時空(生きつづける「過去」—『夢十夜』の表象と時間;審美的な兵士—『野火』の倫理と狂気;生き直される時間—『ノルウェイの森』の「転生」)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA68176636
  • ISBN
    • 4788509040
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    342p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ