「作者」をめぐる冒険 : テクスト論を超えて
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書誌事項
「作者」をめぐる冒険 : テクスト論を超えて
新曜社, 2004.7
- タイトル別名
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作者をめぐる冒険 : テクスト論を超えて
- タイトル読み
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サクシャ オ メグル ボウケン : テクストロン オ コエテ
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内容説明・目次
内容説明
「作者は死んだ」とするテクスト論的な読みを超えて、「機能としての作者」という視点から、リクール、ラカンなどを援用しつつ、日本文学に意想外の読みの地平を拓く。
目次
- 序 語り直す機構—「機能としての作者」と『舞姫』
- 1 視角としての「現在」—谷崎潤一郎(遡行する身体—『痴人の愛』の文化批判;「物語り」えない語り手—『卍』と大阪言葉;表象としての「現在」—『細雪』の寓意)
- 2 「現在」への希求—大江健三郎(「戦い」の在り処—『芽むしり仔撃ち』の「戦争」;「鏡」のなかの世界—『個人的な体験』のイメージ構築;希求される秩序—『万延元年のフットボール』の想像界と象徴界)
- 3 重層する時空(生きつづける「過去」—『夢十夜』の表象と時間;審美的な兵士—『野火』の倫理と狂気;生き直される時間—『ノルウェイの森』の「転生」)
「BOOKデータベース」 より