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荒野の宗教・緑の宗教 : 報復から共存へ

久保田展弘著

(PHP新書, 313)

PHP研究所, 2004.9

Other Title

荒野の宗教緑の宗教

Title Transcription

アラノ ノ シュウキョウ ミドリ ノ シュウキョウ : ホウフク カラ キョウゾン エ

Available at  / 59 libraries

Note

主な参考文献: p272-275

Description and Table of Contents

Description

生存困難な荒野で、絶対的な神をつくり上げた一神教世界。そこでは“厳格な戒め”の下、神の救済が説かれ、報復が神の名のもとに肯定される。一方、豊かな自然観が神々を生み出した多神教世界は、異質な価値観に寛容であり、特に日本では、いのちの共存をはかる“おだやかな救済論”が育まれてきた。世界各地を歩き、そこに生きる人々のありようを見つめ続ける著者は、互いのいのちの存在を認識する多神教の宗教観を“緑の神学”として提示し、世界はそこに立ち戻るべきと説く。縦横に思索を広げた比較宗教論。

Table of Contents

  • 序章 なぜ戦争が肯定されるのか
  • 第1章 ユダヤ教—神に選ばれた旅人の宗教
  • 第2章 キリスト教—救世主の行動原理
  • 第3章 イスラーム教—聖俗不分の宗教
  • 第4章 神の闘い、民族の闘い—人を憎悪と悲しみに導くもの
  • 第5章 インドに生まれた宗教—瞑想と共生
  • 第6章 仏教—変容する救済論
  • 終章 宗教の可能性—否定神学から肯定神学へ

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Details

  • NCID
    BA6821192X
  • ISBN
    • 4569626165
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    275p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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