荒野の宗教・緑の宗教 : 報復から共存へ
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荒野の宗教・緑の宗教 : 報復から共存へ
(PHP新書, 313)
PHP研究所, 2004.9
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荒野の宗教緑の宗教
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アラノ ノ シュウキョウ ミドリ ノ シュウキョウ : ホウフク カラ キョウゾン エ
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Note
主な参考文献: p272-275
Description and Table of Contents
Description
生存困難な荒野で、絶対的な神をつくり上げた一神教世界。そこでは“厳格な戒め”の下、神の救済が説かれ、報復が神の名のもとに肯定される。一方、豊かな自然観が神々を生み出した多神教世界は、異質な価値観に寛容であり、特に日本では、いのちの共存をはかる“おだやかな救済論”が育まれてきた。世界各地を歩き、そこに生きる人々のありようを見つめ続ける著者は、互いのいのちの存在を認識する多神教の宗教観を“緑の神学”として提示し、世界はそこに立ち戻るべきと説く。縦横に思索を広げた比較宗教論。
Table of Contents
- 序章 なぜ戦争が肯定されるのか
- 第1章 ユダヤ教—神に選ばれた旅人の宗教
- 第2章 キリスト教—救世主の行動原理
- 第3章 イスラーム教—聖俗不分の宗教
- 第4章 神の闘い、民族の闘い—人を憎悪と悲しみに導くもの
- 第5章 インドに生まれた宗教—瞑想と共生
- 第6章 仏教—変容する救済論
- 終章 宗教の可能性—否定神学から肯定神学へ
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