住み家殺人事件 : 建築論ノート
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住み家殺人事件 : 建築論ノート
みすず書房, 2004.8
- タイトル読み
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スミカ サツジン ジケン : ケンチクロン ノート
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注記
引用一覧: p196-200
内容説明・目次
内容説明
阪神大震災、9・11以後も新たに林立しつづける超高層。私たちはいま一度、根底的に住むことを問わなければならない。『乱歩と東京』『うわさの遠近法』『群衆』の著者による縦横無尽の建築原論。
目次
- ちいさな緑のお家の中に、ちいさな金色のお家がひとつ。
- 「だァれがころした、こまどりのおすを」「そォれはわたしよ」すずめがこういった。
- いきなりばんばら薮へとびこむと、眼玉がポンポンひんむけた。
- ふたりの間中を、ちょとごらん、お皿はすべすべなめてある。
- ねこがもうします。「お天気はどうでしょね」
- ねてもねられずおおよわり、頭の髪毛もめっちゃくちゃ。
- 大きな木をきり、大きなその海にどしんとたおしたら、
- おまけに、こっぴどくひっぱたき、ねろちゅば、ねろちゅば、このちびら。
- もそっとおわんがしっかりさえしてりゃ、ここらでこの歌もきれやしまい。
- 一切空ちゅうおばあさんがどこかしらにござった。
- むしゃむしゃ、がぶがぶ、ぐずりばば、ぶつぶつぶつぶつまだやめぬ。
- さあきた、手燭がお床へおもあえをてらしにきた。さあきた、首切り役人がおまえのそっ首ちょんぎりに。
- 石だけぽっつりのォこった。たったひとりのォこった。ファ、ラ、ラ、ラ、ラルド。
- それでも、どの面がいちばんおすきか、やっぱり御本人でおいいやれぬ。
- お釘がへれば、蹄鉄うせる。
「BOOKデータベース」 より