ヴィクトリアンの地中海
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ヴィクトリアンの地中海
開文社出版, 2004.7
- タイトル読み
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ヴィクトリアン ノ チチュウカイ
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内容説明・目次
内容説明
ヴィクトリア朝の当時の時代では、まだ大陸では鉄道が敷かれる前か、敷かれたばかりか、あるいは敷かれた後でも私たちには想像もできないほど途方もない長時間にわたる苛酷な旅であっただろうし、アルプス越えなどは徒歩か、篭であったから、余暇の旅とはいっても、私たちがするヨーロッパ海外旅行のような快適な旅行とは大違いであり、当時の旅は、現代の人間なら十分骨折りの重労働の旅としか思えないものであっただろう。それではこれほど辛く大変な思いをしてまで、なぜ、ヴィクトリア朝の人々は一度ならず旅をし、とりわけ地中海へと出掛けていったのか、それを考えてみようというのが、本書の趣旨である。
目次
- 第1章 Gaskellとローマの休日
- 第2章 Disraeliの地中海再発見
- 第3章 イタリアのDickens
- 第4章 George Eliotと歴史と地中海
- 第5章 死に至る旅—Gissingと地中海
- 第6章 地中海の彼方のSherlock Holmes
- 第7章 E.M.Forsterと地中海の誘惑
- 第8章 コスモポリタン画家John Singer Sargentのこと
「BOOKデータベース」 より