江藤淳と少女フェミニズム的戦後
著者
書誌事項
江藤淳と少女フェミニズム的戦後
(ちくま学芸文庫, [オ-14-1])
筑摩書房, 2004.9
- タイトル別名
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江藤淳と少女フェミニズム的戦後 : サブカルチャー文学論序章
- タイトル読み
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エトウ ジュン ト ショウジョ フェミニズムテキ センゴ
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注記
2001年11月筑摩書房より刊行されたものの文庫版
内容説明・目次
内容説明
江藤淳を、優れた文芸批評家であると同時に、優れた文明批評家であると見ていた著者による江藤淳論。第一章では、戦後日本の「なんとなさ」に根ざすサブカルチャー文学と対峙し、厳密に選別を行っていた江藤淳の姿を、作品を通して分析する。第二章では、「来歴否認」をキーワードに、三島由紀夫、村上龍、村上春樹等の作家たちの作品と生き方が、さらには、サブカルチャーとして生き続ける著者自身の困難さが語られる。
目次
- 序章 犬猫に根差した思想
- 第1章 サブカルチャー文学論・江藤淳編(「ツルリとしたもの」と妻の崩壊;「母を崩壊させない小説」を探した少年のために;江藤淳と少女フェミニズム的戦後)
- 第2章 江藤淳と来歴否認の人々(三島由紀夫とサブカルチャーとしての日本;手塚治虫と非リアリズム的「日本語」の可能性;江藤淳と来歴否認の人々;柳田国男と「家」への忸怩;村上春樹と村上龍の「私」語りをめぐって)
- 終章 「歴史」と「私」の軋む場所から
「BOOKデータベース」 より