書誌事項

奇想の系譜

辻惟雄著

(ちくま学芸文庫, [ツ-7-1])

筑摩書房, 2004.9

タイトル別名

奇想の系譜 : 又兵衛--国芳

タイトル読み

キソウ ノ ケイフ

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注記

底本: 1988年6月ぺりかん社より刊行された新版

参考文献: p250-256

「奇想の系譜」関係画家年表: p[260]-[261]

解説 近世絵画史の殻を破った衝撃の書 (服部幸雄著): p262-275

収録内容

  • 憂世と浮世 : 岩佐又兵衛
  • 桃山の巨木の痙攣 : 狩野山雪
  • 幻想の博物誌 : 伊藤若冲
  • 狂気の里の仙人たち : 曾我蕭白
  • 鳥獣悪戯 : 長沢蘆雪
  • 幕末怪猫変化 : 歌川国芳

内容説明・目次

内容説明

意表を突く構図、強烈な色、グロテスクなフォルム—近世絵画史において長く傍系とされてきた岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳ら表現主義的傾向の画家たち。本書は、奇矯(エキセントリック)で幻想的(ファンタスティック)なイメージの表出を特徴とする彼らを「奇想」という言葉で定義して、“異端”ではなく“主流”の中での前衛と再評価する。刊行時、絵画史を書き換える画期的著作としてセンセーションを巻き起こし、若冲らの大規模な再評価の火付け役ともなった名著、待望の文庫化。大胆で斬新、度肝を抜かれる奇想画家の世界へようこそ!図版多数。

目次

  • 憂世と浮世—岩佐又兵衛
  • 桃山の巨木の痙攣—狩野山雪
  • 幻想の博物誌—伊藤若冲
  • 狂気の里の仙人たち—曽我蕭白
  • 鳥獣悪戯—長沢蘆雪
  • 幕末怪猫変化—歌川国芳

「BOOKデータベース」 より

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