「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった : 誤解と誤訳の近現代史
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「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった : 誤解と誤訳の近現代史
(新潮新書, 084)
新潮社, 2004.9
- タイトル別名
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エコノミックアニマルは褒め言葉だった : 誤解と誤訳の近現代史
- タイトル読み
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エコノミック アニマル ワ ホメコトバ ダッタ : ゴカイ ト ゴヤク ノ キンゲンダイシ
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内容説明・目次
内容説明
マッカーサーの「日本人は十二歳の少年」という発言や、「エコノミック・アニマル」「ウサギ小屋」といった言葉は、日本人をネガティブに評する際に使われる決まり文句である。しかし、実はこれらの言葉に批判的な意味はなかった。日米開戦のきっかけになった誤訳、ダイアナ妃の招いた誤解、世界には通じない「グローバル・スタンダード」の意味等、近現代史のさまざまな場面での誤解、誤訳を紹介する。
目次
- 第1章 「日本人は十二歳」の真意—この一言で、マッカーサー元帥は日本人に嫌われてしまったのだが…。
- 第2章 「エコノミック・アニマル」「ウサギ小屋」は悪口か—二つの言葉には、日本への意外な高評価が隠されていた。
- 第3章 アーネスト・サトウと山下将軍の無念—外交の場では小さな勘違いが致命傷になる。そこに悪意はなくても…。
- 第4章 暗号電報誤読の悲劇 日米開戦前夜—悪意に溢れた米国側の「誤訳」が、日米開戦のきっかけだった!
- 第5章 漱石の鬱屈、魯迅の感動—イギリスで屈辱を味わった文豪と日本の人情に触れた文豪。
- 第6章 ダイアナ妃とブッシュ・シニアの文法—世界を揺るがせたプリンセスの三人称。大統領が見せた言語学の知識。
- 第7章 存在しない「グローバル・スタンダード」という言葉—政財界がお題目にした「基準」は、日本でしか通用しない言葉だった!
- 第8章 ブッシュ・ジュニアの国連演説—単数か複数か、それが大問題だった。イラク戦争を巡る駆け引き。
- 第9章 騒動の中心はたったひとつの言葉—「うすのろ」「強情者」呼ばわりで大統領も首相も激怒。
「BOOKデータベース」 より