都市は他人の秘密を消費する

書誌事項

都市は他人の秘密を消費する

藤竹暁著

(集英社新書, 0264B)

集英社, 2004.10

タイトル読み

トシ ワ タニン ノ ヒミツ オ ショウヒ スル

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注記

引用・参考文献一覧: p218-220

内容説明・目次

内容説明

近代的都市が発達すると、大勢の人が地方や外国から流入してきて、匿名性が浸透し、生活は流動的になる。都市生活に適応するために大切なのは、最新情報である。そこで、次第にマスメディアが発展し、人々の秘密をニュースとして発掘する、新しい情報環境が創造された。都市に生活する人間は、他人の秘密をニュースとして消費する、メディア探偵とも呼ぶべき人間に変身していくのである。本書は、東西の探偵小説、推理小説を素材として取り上げながら、われわれの陥っている、他人の秘密を知って安心し楽しむ、一億総探偵現象の社会心理を解き明かそうとするものである。都市的人間はあまりにも知ることに追われている。

目次

  • 序章 人はなぜ知りたがるのか
  • 第1章 都市の雑踏
  • 第2章 都市の秘密
  • 第3章 都市の成長とメディアの発達
  • 第4章 都市の成熟と探偵の誕生
  • 第5章 都市が生んだよそ者と探偵
  • 終章 情報化され社会化された秘密は誰のものか

「BOOKデータベース」 より

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