サルマン・ルシュディの文学 : 「複合自我」表象をめぐって
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サルマン・ルシュディの文学 : 「複合自我」表象をめぐって
人文書院, 2004.10
- タイトル別名
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Literature of Salman Rushdie : on his representation of composite self
サルマンルシュディの文学 : 複合自我表象をめぐって
- タイトル読み
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サルマン ルシュディ ノ ブンガク : フクゴウ ジガ ヒョウショウ オ メグッテ
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注記
参照文献一覧: p345-352
内容説明・目次
内容説明
1989年2月14日ヴァレンタイン・デー、世界を駆け巡ったホメイニによる「ファトワ」が、この作家への興味を掻きたてた事実は否めないが、事件が作家の周辺的出来事に後退しつつある今、ようやく彼を、作家として評価し研究する気運が盛りあがりつつある。本書は、ひとつひとつの作品の分析からルシュディの「複合自我」へのこだわりを読みとり、多元主義的セキュラリズムという彼の立場を明らかにするとともに、「危険な冒涜者」ルシュディに冠せられた数々の誤解を解く、本邦初の本格的研究の集大成である。
目次
- 序章 サルマン・ルシュディの「複合自我」表象
- 第1章 「複合自我」の象徴としての鳥—『グリマス』について
- 第2章 「複合自我」の「歴史」的位相—『真夜中の子供たち』について
- 第3章 「複合自我」の「政治」的位相—『恥辱』について
- 第4章 「複合自我」の「移民」的位相—『悪魔の詩』について
- 第5章 「複合自我」の「愛」の位相—一九八九年以降の作品について
- 結章 「複合自我」表象の文学
- 補章 ルシュディの「複合自我」的半生と意見
「BOOKデータベース」 より