ナチスと闘った劇作家たち : もうひとつのドイツ文学

書誌事項

ナチスと闘った劇作家たち : もうひとつのドイツ文学

島谷謙著

九州大学出版会, 2004.10

タイトル別名

ナチスと闘った劇作家たち : もうひとつのドイツ文学

タイトル読み

ナチス ト タタカッタ ゲキサッカ タチ : モウヒトツ ノ ドイツ ブンガク

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注記

参考文献: 巻末pvi-x

内容説明・目次

内容説明

ナチス政権下に亡命した五人の劇作家たち。彼らは二度の世界大戦に遭遇し、祖国への帰還を夢見た20世紀ドイツのオデュッセウスである。ユダヤ人迫害、亡命、抵抗、日本の悲劇、歴史と実存等を描いた秀作を通して、二千年の歴史を持つ演劇が20世紀最大の難問であるナチズムをどう捉えたのか考察し、時代の記録たる演劇の造形力と可能性を探る。

目次

  • 亡命文学論序説
  • ユダヤ人迫害(『人種』;『マムロック教授』)
  • 日本の悲劇—『兵士タナカ』
  • 亡命の道行き—『ヤコボフスキと大佐』
  • 抵抗運動—『非合法者たち』と『愛国者たち』
  • 歴史的想像力—『英雄的喜劇』と『ニューオーリンズのナポレオン』
  • 運命をめぐるドラマ—『メデューサの筏』と『オルゴール』
  • ゲオルク・カイザー—表現主義作家の栄光と苦悩
  • 第三帝国時代の亡命

「BOOKデータベース」 より

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