多体シュレーディンガー方程式
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多体シュレーディンガー方程式
(シュプリンガー現代数学シリーズ / 伊藤雄二編, 第13巻)
シュプリンガー・フェアラーク東京, 2004.11
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タタイ シュレーディンガー ホウテイシキ
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Note
参考文献: p[425]-434
Description and Table of Contents
Description
量子力学的な粒子の運動を記述するシュレーディンガー作用素のスペクトルと、シュレーディンガー方程式の解の漸近的な振舞いを研究する散乱理論についての、初歩から最近の成果までを解説した大学院生あるいは研究者向けの本格的な教科書である。前半部分ではまず基本的概念が解説されたのちにシュレーディンガー作用素のスペクトルが決定される。ついで関数解析的なあるいは微分方程式的な散乱理論の様々な方法が解説されたのちに、これらの方法を総合して解の漸近挙動が完全に分類される。後半部分では固有関数の指数減衰、レゾルベントの超局所評価や、3体作用素の散乱解による固有関数展開定理と散乱作用素の表現など著者自身によるものを中心に最近の研究の成果が紹介されている。ここでは古くはH.Weylや小平邦彦、また池部晃生やL.Faddeevなどによって展開された2粒子あるいは3粒子量子力学系に対する固有関数展開定理がどのように結実しつつあるかをみることができよう。
Table of Contents
- 第1章 自己共役作用素とスペクトル
- 第2章 2体問題
- 第3章 多体系の漸近完全性
- 第4章 多体系のレゾルベント
- 第5章 3体問題と固有関数展開
- 第6章 補遺
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