源氏物語の語り・言説・テクスト

書誌事項

源氏物語の語り・言説・テクスト

東原伸明著

おうふう, 2004.10

タイトル別名

源氏物語の語り言説テクスト

タイトル読み

ゲンジ モノガタリ ノ カタリ ゲンセツ テクスト

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内容説明・目次

内容説明

ニューヨーク市立大学のルイス・クックによれば、もう十年以上にわたって新しい文学理論は出ていないという。本書は、80年代のテクスト論、90年代の言説論の視座を批判的に継承・再構築することで、源氏物語がどのように語られているのか(物語言説)を問う、今日の研究の視座確立をめざす。

目次

  • 1 「桐壷」巻頭の言説分析—語り手の感情の主観的表出と敬語の使用
  • 2 「若紫」巻の注釈・引用・話型—プレテクスト『大和物語』の想像力
  • 3 車争い前後・六条御息所の“語り”・“言説”・“喩”—忍び所の愛妾たちの“喩”=擬きとしての源典侍物語
  • 4 夕霧垣間見・光源氏を「見る」人と親‐子の物語の論理—「野分」巻の“語り”と“テクスト”の連関
  • 5 紫の上終焉の“語り”と“呼称”—共感する語り手の“声”・「紫の上」「若紫」へ
  • 6 明石一族と六条院世界のかかわり—源氏物語の読み方
  • 7 尼衣かはれる身にや—手習歌・浮舟の意識とその深層
  • 8 物語文学言説の動態的分析—自由間接言説の多元的生成と“読み”の“時間の循環”

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA69750103
  • ISBN
    • 427303350X
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    166p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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