近代日本語の思想 : 翻訳文体成立事情
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近代日本語の思想 : 翻訳文体成立事情
法政大学出版局, 2004.11
- タイトル別名
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日本語の思想 : 近代 : 翻訳文体成立事情
- タイトル読み
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キンダイ ニホンゴ ノ シソウ : ホンヤク ブンタイ セイリツ ジジョウ
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注記
おもな参考文献: p235-237
内容説明・目次
内容説明
日本語の文体は近代以後、翻訳によってつくられた—大日本帝国憲法に象徴される翻訳悪文の系譜を分析して近代日本語文の欠陥を摘出するとともに、漱石、志賀直哉、谷崎などによる新文体創出の軌跡をたどりつつ、日本語文における論理と思想の問題点を抉り出す。新たに導入された主語や三人称、句読点、文末語などの使用経緯を思想形成過程として捉え直し、日本文化論に新視角を提示する。
目次
- 「主語」は翻訳でつくられた
- 「主語」はこうしてつくられた
- 小説における主語
- 「文」は近代につくられた
- 文末語もつくられた
- 日本語はつくられていく
- 「〜は…である。」文の新しい意味
- 日本語の論理
- A+B→Cの文化論
- 漢字の造語力と、意味の空しさ〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より