報道電報検閲秘史 : 丸亀郵便局の日露戦争

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報道電報検閲秘史 : 丸亀郵便局の日露戦争

竹山恭二著

(朝日選書, 765)

朝日新聞社, 2004.12

タイトル読み

ホウドウ デンポウ ケンエツ ヒシ : マルガメ ユウビンキョク ノ ニチロ センソウ

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内容説明・目次

内容説明

100年前、四国の軍事都市・丸亀。郵便局には連日、新聞記者が駆け込んでいた。しかし送った戦闘情報は、本社には届かなかった。「伝送ヲ停止スベシ」郵便局で行われていた電報検閲では何が削られ、何が残されたのか。その詳細なしくみが、郵政民営化を前に、新出史料で初めて明かされる。肉弾戦といわれた日露戦争。鉄砲より肥え持ち棒を担ぎたいと訴える老兵の肉声。戦場の兵士から届けられた手紙も、また郵便局を通過した。郵便局を舞台に、二つのメディアが伝える日露戦争の実像を描く。

目次

  • プロローグ 発見された電報検閲記録
  • 1 検閲と電報
  • 2 開戦—電報検閲の開始
  • 3 電報検閲のシステム
  • 4 続出する差し止め・削除—旅順攻囲戦
  • 5 老兵たちの戦場—遼陽・沙河・奉天
  • 6 手さぐりのメディア管制
  • 7 防諜から世論統制へ—ポーツマス講和会議
  • 8 戦場からの手紙—もう一つのメディア
  • エピローグ 悲壮美の日露戦争

「BOOKデータベース」 より

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