Bibliographic Information

死を与える

ジャック・デリダ著 ; 廣瀬浩司, 林好雄訳

(ちくま学芸文庫, [テ-2-3])

筑摩書房, 2004.12

Other Title

Donner la mort

Title Transcription

シ オ アタエル

Available at  / 125 libraries

Note

原著 (Paris : Galilée, 1999) の全訳

Description and Table of Contents

Description

最愛の息子イサクを犠牲に捧げよと神に命じられたアブラハムはモリヤ山へと向かう。息子に死を与え、その死を神に与えようとした瞬間、その手は押しとどめられる。この二重の贈与の瞬間に何が起きたのか。この出来事が課す無限の分裂の中で、アブラハムはどんな責任を果たし、どんな倫理に従っているのか。そして、この出来事の記憶は、現代のキリスト教、ユダヤ教、イスラム教に何を伝えているのか。キルケゴール『おそれとおののき』、パトチュカ『異教的試論』などの詳細な読解を手がかりに、デリダがおそるべき密度で展開する宗教論。’90年代デリダの代表作。本邦初訳。

Table of Contents

  • 死を与える(ヨーロッパ的責任のさまざまな秘密;死を—奪い取るべきものとして与えることと、与えることを学び取ることの彼方で;誰に与えるか(知らないでいることができること);tout autreはtout autreである(およそ他者というものは/まったく他なるものは、あらゆる他者である/まったく他なるものである))
  • 秘密の文学—不可能な父子関係(秘密の試練—“一者”にも“他者”にも;“父”と“子”と“文学”;“一”以上に)

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Details

  • NCID
    BA69968629
  • ISBN
    • 4480088822
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    fre
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    388p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
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