境界つき多様体のディラック作用素 : Atiyah-Patodi-Singerの指数定理

書誌事項

境界つき多様体のディラック作用素 : Atiyah-Patodi-Singerの指数定理

R. B. メルローズ著 ; 内山康一訳

シュプリンガー・フェアラーク東京, 2004.12

タイトル別名

The Atiyah-Patodi-Singer index theorem

タイトル読み

キョウカイ ツキ タヨウタイ ノ ディラック サヨウソ : Atiyah Patodi Singer ノ シスウ テイリ

大学図書館所蔵 件 / 87

この図書・雑誌をさがす

注記

原著 (A. K. Peters, c1993)の翻訳

参考文献: p[439]-444

内容説明・目次

内容説明

マサチューセッツ工科大学における講義録をもとにして、著者メルローズが自ら書き下ろした体系的解説書“The Atiyah‐Patodi‐Singer Index Theorem”の日本語版である。本書で著者は、大域解析学の代表的定理である「境界のない多様体」の指数定理を模範として、「境界つき多様体」の指数定理の基礎概念の準備から始めている。そして定理の定式化、証明、応用までを、解析学の視点から詳述している。著者が創始した本書の基本概念である「b幾何」「b計算法」のbとは、境界(boundary)のこと。本書を通じて著者は、境界つきコンパクト多様体の基本結果であるAtiyah‐Patodi‐Singerの指数定理を、境界で退化するディラック作用素で明快に定式化し、証明の骨組みを述べ、b幾何と擬微分作用素のb計算法で肉付けている。定理の証明を軸にして、爆発操作による漸近解析の単純化、境界つき多様体の上の熱核の方法、リスケーリングなど、洗練された技術と考察に富み、幾何への応用など多様な話題が展開されている。

目次

  • 序章 APS定理と証明のあらすじ
  • 第1章 常微分作用素
  • 第2章 完全b幾何
  • 第3章 スピン構造
  • 第4章 略式b計算法
  • 第5章 本式b計算法
  • 第6章 相対指数、コホモロジーおよびレゾルベント
  • 第7章 熱計算法
  • 第8章 局所指数定理
  • 第9章 証明の再論と応用

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA70014626
  • ISBN
    • 4431710531
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xii, 453p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ