周縁を生きる人びと : オラン・アスリの開発とイスラーム化

書誌事項

周縁を生きる人びと : オラン・アスリの開発とイスラーム化

信田敏宏著

(地域研究叢書, 15)

京都大学学術出版会, 2004.12

タイトル別名

周縁を生きる人びと : オランアスリの開発とイスラーム化

タイトル読み

シュウエン オ イキル ヒトビト : オラン アスリ ノ カイハツ ト イスラームカ

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注記

著者の博士論文「オラン・アスリの開発とイスラーム化」 (東京都立大学) に修正・加筆したもの

引用文献: p439-459

資料: p460

公文書資料: p461-462

内容説明・目次

内容説明

国教イスラームへの改宗と「同化政策」を強力に進めるマレーシア。「森の民」として汎神論的世界に生きてきた先住民オラン・アスリは、その国家政策の下、どのようにしてアイデンティティを守ろうとしているのか。その「抵抗」の様は、文化/宗教的な覇権争いと経済開発と結びつく現代世界に共通する問題を、鮮やかに象徴している。国教としての世界宗教に浸食される汎神論世界。森の民の今を克明に描く、21世紀の民族誌。

目次

  • 第1部 オラン・アスリの概況(オラン・アスリ—森、開発、イスラーム化;オラン・アスリの歴史とオラン・アスリ政策)
  • 第2部 ドリアン・タワール村の生活世界(ドリアン・タワール村の“風景”;ドリアン・タワール村の歴史;ドリアン・タワール村の社会関係;ドリアン・タワール村の経済関係;森を再利用する人びと)
  • 第3部 イスラーム化をめぐる出来事(解決されないインセスト;「間違った結婚」をめぐるポリティクス;改宗と抵抗;する側の論理とされる側の論理;結論)

「BOOKデータベース」 より

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