三島由紀夫とフーコー「不在」の思考

書誌事項

三島由紀夫とフーコー「不在」の思考

丹生谷貴志著

青土社, 2004.12

タイトル別名

三島由紀夫とフーコー不在の思考

三島由紀夫とフーコー : 「不在」の思考

タイトル読み

ミシマ ユキオ ト フーコー フザイ ノ シコウ

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内容説明・目次

内容説明

哲学の臨界で考え、斃れたフーコー。文学の臨界で書き、自殺した三島由紀夫。観念ではなく物質としての“不在”を浮上させた二人の思考を“死”“恋”そして“島”において初めて出会わせ、「日本」と「グローバリズム」を迎え撃つ、強靭にして柔らかい思想/文学を検証する。

目次

  • 序章 「何もない」が現れる
  • 1 ミシェル・フーコーによる哲学史(神は細部に宿りたまう—マイスター・エックハルトからフーコーへ;分け前—カントからフーコーへ)
  • 2 三島由紀夫による文学史(三島とリアリズム;成熟の年齢—吉本隆明と三島由紀夫)
  • 3 “恋”と“死”(死ぬことと見つけたり—『葉隠』と三島由紀夫;孤島と恋、そして散‐歩—新たなるバロック;クローンのファンタズマ—フーコー以後の「福祉社会」)
  • 終章 幽霊論

「BOOKデータベース」 より

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