二〇世紀精神病理学史
著者
書誌事項
二〇世紀精神病理学史
(ちくま学芸文庫, [ワ-8-3])
筑摩書房, 2005.1
- タイトル別名
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二〇世紀精神病理学史 : 病者の光学で見る二〇世紀思想史の一局面
20世紀精神病理学史
- タイトル読み
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ニジッセイキ セイシン ビョウリガクシ
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注記
「二十世紀精神病理学史序説」(西田書店 2001年刊)を大幅に加筆、改稿したもの
内容説明・目次
内容説明
言葉、物、思考、行動、感覚、感情の動きかた、自己性と他者性、時間分節—人間を成立させている、これらすべてが“力としての歴史”に依拠している。逆に、ひとたびそれを失えば、人間は“狂気”という名の祝祭に入っていく。二〇世紀的狂気と、それを追尋してきたはずの、精神病理学の失敗の意味と運命、そしてそこで照射されてくる人間の最奥部を問う。衝撃の意欲作。
目次
- 歴史の概念
- 失敗した学問
- 分裂病と“歴史不在”
- 分裂病中心主義の世紀
- 病みゆく大衆
- フロイトの遺言
- ナチズム—“歴史不在の想起”としての
- 人間学的不均衡の根源について
- 「病みゆく」ことへの抵抗
- “歴史”は病まない、ただ消え去るのみ
- 「病む」ことの自乗を生きるひとたち
- 精神病理学の潜勢力
- 来るべき精神病理学に向けて
「BOOKデータベース」 より