昭和十年代の佐多稲子
著者
書誌事項
昭和十年代の佐多稲子
双文社出版, 2005.3
- タイトル別名
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昭和十年代の佐多稲子
昭和10年代の佐多稲子
昭和一〇年代の佐多稲子 : 家/革命/ファシズムと<女たち>
昭和一〇年代の佐多稲子 : 家革命ファシズムと女たち
- タイトル読み
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ショウワ 10ネンダイ ノ サタ イネコ
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注記
博士論文 『昭和一〇年代の佐多稲子 : 家/革命/ファシズムと<女たち>』 (日本女子大学, 2004年提出) に加筆・訂正したもの
付: 関連年表: p285-294
付: 佐多稲子戦時下作品リスト: p295-299
内容説明・目次
内容説明
戦後厳しく批判された“昭和十年代の佐多稲子の文業”を、“女の視点”から読み直す。それは、軍国ファシズムのみならず社会主義運動からも疎外された“女たち”の問題を鋭く問う、佐多稲子のひとつの到達点ではなかったか。
目次
- 第1章 “女の問題”の原点(『牡丹のある家』論—“家”に裂かれる母娘;『くれない』論—“女房”の要る夫婦)
- 第2章 革命運動における抹殺された“母性”(『乳房の悲しみ』論—変容する“母性”;『樹々新緑』論—“母性”との訣別 ほか)
- 第3章 日中戦争下の“女たち”の連繋(『女三人』論—“女たち”の連帯と分裂;『分身』論—“母”を求める「分身」 ほか)
- 第4章 戦争の拡大と“女たち”のゆくえ(『善良な人達』論—閉じ込め合う“女たち”;『香に匂ふ』論—「かげ膳」を据えたがる“女たち” ほか)
「BOOKデータベース」 より