書誌事項

開発と自然保護の確執を中心に

村串仁三郎著

(国立公園成立史の研究, [正])

法政大学出版局, 2005.4

タイトル読み

カイハツ ト シゼン ホゴ ノ カクシツ オ チュウシン ニ

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内容説明・目次

内容説明

国立公園の思想と設置構想は、明治後期に芽生えた。大正期の思想的発展と政策の形成、幾多の論争を経て、昭和6(1931)年に国立公園法が成立し、同11年までに12の国立公園が指定された。法成立の経緯と法自体の問題点、また指定までの過程を、環境経済学的な観点から実証的に追究する。さらに、富士箱根・日光・中部山岳・十和田・吉野熊野など主要国立公園の事例研究を通して、開発と自然保護の確執を追う。田村剛・本多静六・三好学・小島烏水・白井光太郎・武田久吉・中越延豊らの構想と発言、多くの協会・調査会等の運動や事績の検討は、近代日本自然保護史の展望に寄与するであろう。

目次

  • 第1部 日本の国立公園制定史(明治期における国立公園思想の萌芽;大正期における国立公園の思想と政策の形成;大正期における国立公園論争;国立公園法制定の準備過程;国立公園法の制定と法の問題点)
  • 第2部 主要な国立公園の成立過程(富士箱根国立公園—(1)富士山;富士箱根国立公園—(2)箱根;日光国立公園;中部山岳国立公園—(1)上高地・白馬;中部山岳国立公園—(2)立山・黒部;その他の国立公園—十和田国立公園と吉野熊野国立公園)

「BOOKデータベース」 より

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