芸術と技術ハイデッガーの問い
著者
書誌事項
芸術と技術ハイデッガーの問い
創文社, 2005.2
- タイトル別名
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芸術と技術 : ハイデッガーの問い
- タイトル読み
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ゲイジュツ ト ギジュツ ハイデッガー ノ トイ
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注記
文献表: 巻末p14-18
内容説明・目次
内容説明
「技術的世界の意味は覆蔵されている」。ちょうど半世紀前ハイデッガーが家郷の人々を前に語り出したこの言葉のうちに、本書は、ハイデッガーの思索の根本契機と、現代世界との接点を見出す。ハイデッガーが西洋形而上学との対決を通して読み解いていった西洋の歴史は、同時に、「制作(ポイエーシス)」の知として「芸術」と「技術」両者の由来である「テクネー」が現代テクノロジーにまで展開した歴史でもあった。その展開は、テクノロジーとアートの新たな関係を探る種々の試みとなって今日もなお不断に生成している。本書は、初期フライブルク時代から晩年に至るハイデッガーの有(存在)の問いの展開を「技術と芸術」の主題のもとに一貫して読み解き、家郷喪失性という現代人の運命を見据えながら、「技術的世界に覆蔵されている意味」の解明を通して、ハイデッガーの思想の現代的意義を探ることを試みる。
目次
- 第1章 意味と世界—思索の端緒において
- 第2章 『有と時(存在と時間)』の思索圏
- 第3章 芸術と真理
- 第4章 性起の思索空間
- 第5章 ニーチェとの対決—ニヒリズムの本質への問い
- 第6章 四方界と集立態
- 第7章 言葉と世界
- 第8章 技術時代における可能性
「BOOKデータベース」 より