社会化される生態資源 : エチオピア絶え間なき再生

書誌事項

社会化される生態資源 : エチオピア絶え間なき再生

福井勝義編著

京都大学学術出版会, 2005.3

タイトル別名

Ethiopia

Socialised eco-resources : incessant rebirth of Ethiopia

社会化される生態資源 : エチオピア : 絶え間なき再生

タイトル読み

シャカイカ サレル セイタイ シゲン : エチオピア タエマナキ サイセイ

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注記

英文タイトルは標題紙裏による

エチオピア近・現代史年表: p357-360

引用文献: p362-373

内容説明・目次

内容説明

戦い、交易、支配と抵抗—資源をめぐって形成される多様な社会関係。かつてはそれぞれが「中央」だったものが、集権国家の形成とともに「周縁」化していく。このようにして誕生した「地方」が、中央からの同化圧力にさらされながらしたたかに生き抜く「持続戦略」を鮮やかに描く。

目次

  • 「地方」の誕生と近代国家エチオピアの形成
  • 第1部 生存の多様化選択(氾濫原をめぐる文化抵抗—国家支配下におけるクシ系農牧民ホールの栽培戦略;青いモロコシの秘密—余剰なきムグジの生存戦略;多様な作物資源をめぐる営み—山地農耕民マロにおけるムギ類の栽培利用)
  • 第2部 野生動物と人間の共存戦略(「野生の宝庫」の行く末;コーヒーの森とシャネル5番—ジャコウネコ飼育をめぐる動物愛護の主張とその影響)
  • 第3部 変化する森と人びとの持続戦略(社会空間としての「コーヒーの森」—ゴンマ地方における植林地の拡大過程から;森棲みの戦術—二〇世紀マジャンの歴史にみる変化と持続)
  • 第4部 社会変動と空間の再編成(民俗の時間から近代国家の空間へ—オロモ系ボラナ社会におけるガダ体系の時間と空間の変容;繰り返される戦いと空間の社会化—スルマ系諸社会における統合と排他性の文化装置)

「BOOKデータベース」 より

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