帝政民主主義国家ロシア : プーチンの時代
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帝政民主主義国家ロシア : プーチンの時代
岩波書店, 2005.4
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テイセイ ミンシュ シュギ コッカ ロシア : プーチン ノ ジダイ
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注記
文献と一次資料: 巻末p1-8
内容説明・目次
内容説明
「プーチンの時代」とはロシアの市民にとってどういう時代なのか。議会、内閣、軍、そして地方政府からメディアまでを掌握し、今や絶大な権力を持つに到ったプーチン大統領。その支配のメカニズムと内在する問題を明らかにしつつ、劣悪を極める生活インフラ、破綻した行政サービス、相次ぐテロの恐怖、さらには形骸化した法支配、癒着した政財界の専横の下で、「慈父たる皇帝」にすがるほかない市民生活の実像とゆれ動くかれらの意識を、綿密な聞き取り調査から浮き彫りにする最新のロシア論。
目次
- 序章 「皇帝」プーチンに直訴する人びと
- 第1章 「皇帝」プーチンの登極—「官」「軍」「民」が支える「帝政民主制」
- 第2章 プーチンの行政革命—連邦支配の強化策
- 第3章 公共性をめぐる葛藤—脆弱な生活基盤
- 第4章 法支配の形骸化—地方役人に追い詰められる住民
- 第5章 政財界の癒着—諦めの淵に沈み行く住民たち
- 終章 両刃の剣を操る「皇帝」—ポピュリズムの強さと脆さ
「BOOKデータベース」 より