誰も書かなかった厚生省
著者
書誌事項
誰も書かなかった厚生省
草思社, 2005.7
- タイトル読み
-
ダレモ カカナカッタ コウセイショウ
大学図書館所蔵 件 / 全143件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: p224-227
厚生省関連年表: 巻末pi-xix
「毎日ライフ」(毎日新聞社発行)2004年4月号-2005年6月号まで連載された「長寿大国と厚生省の半世紀」に加筆修正し、一部再構成したもの
内容説明・目次
内容説明
昭和十三年、厚生省が内務省から独立してすでに七十年近くが経つ。公衆衛生の改善に始まった日本の厚生行政は、戦後の社会の変化、医療の急速な発達にともないさまざまな問題を抱え込んできた。医療費の急激な増加、医療過誤・薬害事件の頻発、高齢社会への対応、国民皆保険制度への批判、さらに国民皆年金制度の破綻等々、国民の社会保障を支える基盤には難問が山積している。その現状を生み出した背景を、GHQの時代から現在に至る医療政策を点検しつつ検証するのが本書である。つねに同時代として最前線で取材してきた著者にしか書けない、厚生省の知られざる実態が浮き彫りにされる。
目次
- 社会保障切り捨て政策
- 結核対策と厚生省
- GHQの抜本改革
- 社会保障元年の教訓
- 頻発する薬害事件
- 医師の薬害責任
- 高齢化社会の医療費
- 見直される社会保障制度
- 審議会制度の限界
- 老人医療に本当に必要なもの
- 介護保険をめぐる疑問
- 厚生省の失墜
- 社会保険庁の特異性
- 開業医制度をめぐる確執
- 岐路に立つ戦後医療制度
- 厚労省はどこに向かうか
「BOOKデータベース」 より