書誌事項

寅さんと日本人 : 映画「男はつらいよ」の社会心理

濱口惠俊, 金児曉嗣編著

知泉書館, 2005.7

タイトル別名

寅さんと日本人 : 映画男はつらいよの社会心理

タイトル読み

トラサン ト ニホンジン : エイガ オトコ ワ ツライヨ ノ シャカイ シンリ

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注記

その他の著者: 岡本裕介, 加藤ゆうこ

「男はつらいよ」関連文献リスト: p283-289

内容説明・目次

内容説明

「風の吹くまま気の向くまま、寅さんのように自由に生きられたらなあ、でも寅さんってなぜか切ないんだよな」。国民的アイドルともいえる寅さん。27年間で全48作品におよんだ「男はつらいよ」シリーズはギネスブックにものる世界でも稀な長寿作品である。単純な筋立て、マドンナにいつも振られる寅さんに、なぜ多くの日本人が魅せられ、正月とお盆には200万を超える人々が映画館に足を運んだのか。この魅力の謎に挑むため、4人の社会学者が6年間にわたり全作品を分析、その秘密を明らかにする。寅さんの中に写し取られた日本人のパーソナリティーや人間関係とそこから浮かび上がる社会心理を通して、人々が高度経済成長を背景に漠然とした不安の中で何を求め、寅さんに思いを重ねていったのか、その秘密に迫る。最終作品の公開から10年、寅さんファンはもとより、普通の日本人にとっても必見の書。

目次

  • 日本人の社会心理と「寅さん」
  • 「男はつらいよ」シリーズの構成と特色
  • 「男はつらいよ」シリーズの時代的背景と地域性
  • 「男はつらいよ」を現代の若者はどう受けとめたか?—『寅次郎あじさいの恋』鑑賞の感想文より
  • 「男はつらいよ」に見る癒しと鎮めの効果—『寅次郎あじさいの恋』鑑賞の前と後
  • 大学生「男はつらいよ」を観る
  • 「女もつらいよ」?
  • おしゃべりでお節介な男
  • 「それを言っちゃおしまいよ」とは…
  • 「寅さん」における「人間」的成熟への願い〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA72642539
  • ISBN
    • 4901654551
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xi, 289p, 図版 [4] p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
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