ふちなし帽 : ベルンハルト短篇集
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書誌事項
ふちなし帽 : ベルンハルト短篇集
柏書房, 2005.8
- タイトル別名
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Die Mütze
- タイトル読み
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フチナシボウ : ベルンハルト タンペンシュウ
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収録内容
- ヴィクトル・ハルプナル : 冬のメルヘン
- 二人の教師
- ふちなし帽
- 喜劇?悲劇?
- ヤウレク
- フランス大使館員
- インスブルックの商人の息子が犯した罪
- 大工
- クルテラー
- イタリア人 : 断片
- 森林限界で
内容説明・目次
内容説明
—トーマス・ベルンハルトは、いわゆる「非常識」を徹頭徹尾つらぬいた作家である。俗悪な外界との齟齬や衝突、生きてこの世にあることへの嫌悪や呪詛がモチーフとして渦巻く作品世界は、深刻な様相を帯びざるをえない。しかしながら、八方ふさがりの情況を容赦なくさらけ出す筆法など痛快なほどであり、登場人物の奇矯な言動を目のあたりにすると、読者もついふきだしてしまう。そして、常識がなんだといった心境になる。表題作「ふちなし帽」をはじめ、「ヤウレク」「大工」「クルテラー」ほかベルンハルトの秀作が詰まった重量感あふれる短篇集。
「BOOKデータベース」 より