千利休の「わび」とはなにか
著者
書誌事項
千利休の「わび」とはなにか
(角川選書, 378)
角川学芸出版 , 角川書店 (発売), 2005.7
- タイトル別名
-
千利休のわびとはなにか
- タイトル読み
-
センノ リキュウ ノ ワビ トワ ナニ カ
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注記
関連年表: p226
主要典拠文献: p227-232
内容説明・目次
内容説明
千利休の師は通説にいう武野紹鴎ではなく、辻玄哉であり、そもそも紹鴎はわび茶を行っていなかった—『山上宗二記』によって利休の事跡を丹念に探り、『南方録』起源の虚構を排することで浮かび上がってきたのは、この新事実だった。利休が大成した脱俗のわび茶は、自身が若い頃から貫いてきた「運び点前」によることを初めて明らかにした、新利休論。
目次
- 第1章 虚構のなかの利休(はじめに;『南方録』と『山上宗二記』)
- 第2章 辻玄哉の弟子だった利休(武野紹鴎と「わび」;利休の師はだれか ほか)
- 第3章 誤解されていた利休の茶の湯(利休茶会の記録;運び点前の創案 ほか)
- 第4章 茶室待庵はなぜつくられたか(利休以前の茶室;待庵と利休)
- 第5章 利休にとっての茶祖珠光(珠光の実像;珠光と利休)
「BOOKデータベース」 より