夏目漱石「こゝろ」を読みなおす

書誌事項

夏目漱石「こゝろ」を読みなおす

水川隆夫著

(平凡社新書, 287)

平凡社, 2005.8

タイトル別名

夏目漱石こゝろを読みなおす

夏目漱石こころを読みなおす

タイトル読み

ナツメ ソウセキ ココロ オ ヨミナオス

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内容説明・目次

内容説明

欧化政策、村共同体の崩壊、新しい価値観の波—。現代にも似た転換期の日本、明治後期という時代を、「先生」も「私」も「K」も、それぞれの立場で必死に生きました。その心の揺れ、やむにやまれぬ行為の中にこそ、今をより深く長きるための、思いがけない光が潜んでいます。再読・精読の至福のうちに、どうかそれに出会ってください。漱石の「こゝろ」を、私たちはこれまで、ほんとうに、読んだといえるのだろうか。

目次

  • はじめに—「こゝろ」の成立と構造
  • 1 「私」の手記—ある青年の回想(「先生」と「私」の出会い;「先生」と「私」の交際;「私」の卒業;両親と「私」)
  • 2 「先生」の遺書—明治の一知識人の生涯(「先生」の生い立ちと故郷喪失;「先生」の下宿と恋;Kについて;Kの下宿と恋;Kの自決前後;「先生」の苦悩;“明治の精神”と「先生」の死)
  • おわりに—「先生」の死後

「BOOKデータベース」 より

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