偽薬のミステリー
著者
書誌事項
偽薬のミステリー
紀伊國屋書店, 2005.8
- タイトル別名
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Le mystère du placebo
- タイトル読み
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ギヤク ノ ミステリー
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注記
参考文献: p281-286
内容説明・目次
内容説明
メリケン粉や砂糖水でも病気が治ってしまう—「プラセボ(偽薬)効果」とはいったい何か。これまで医療関係者は、痛みや発熱、不安や不眠、高血圧やがんなど、ありとあらゆる病気の症状にプラセボ効果があることを見てきたし、新薬のテストでは必ず偽薬を使うことで、その効能を比較・対照してきた。しかし、プラセボ効果を公然と口にすることは、医学を貶めることにつながりかねないとタブー視され、触れてはいけない「聖域」とされてきたのだ。本書は、フランスの精神科医が、さまざまな調査にもとづき、プラセボ効果がいかに医療全般に広がっているかを明らかにする。また、この現象が、医者と患者の絆と信頼性に強く依存することを見ていき、医者も患者も、プラセボ効果を恐れず、もっと積極的に利用する道がないか探れよ、と訴える。「薬の大量消費」に警告を促す書でもある。
目次
- 1 偽薬にまつわる諸問題
- 2 神秘の魔術
- 3 手がかりは増える
- 4 時代が変わり、場所が変われば、風習も変わる?
- 5 魔法使い医師の夢
- 6 医学への脅威
- 7 真実という試練
- 8 最終的な理解
- 最後の新たな展開
「BOOKデータベース」 より